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微笑みの国のワイン [海外のワイン]

タイへ来てからは、
イベントに追われていたのですが、
どうしても訪ねたい場所があり、
先方におねだりをしてしまいました・・・(笑)

タイのスーパーワイナリーの
「GranMonte」[ぴかぴか(新しい)]

ここで、友人の女性醸造家が
ワインメーカーとして働いています[ぴかぴか(新しい)]

ワインメーカーのニッキーとは、3年ほど前、
プロモーションで来日しているときに
初めて出会ったのですが、
アジアで数少ない女性醸造家どうしということや、
彼女自身もまたワイナリーの後継者であることで
意気投合し、
山梨まで遊びに来てくれました[かわいい]

私も、いつかニッキーのワイナリーに
行ってみたいと思っていました[exclamation]

今年のジャパンワインチャレンジで、
グレイスワインは、有難く
金賞と、最優秀日本ワイン賞を
いただきましたが、
ニッキーの造る
「Heritage Shirah 2012」もまた、
金賞と、最優秀タイワイン賞を
受賞しています[ぴかぴか(新しい)]
ニッキーと.jpg

タイのブドウ栽培では、
雨季と乾季のトロピカルクライメイト
に合わせたキャノピーマネージメントが
行なわれます。

葡萄が冬眠しないので、
ニッキーのところでは、
剪定は、4月と9月の2回、
収穫は、2月の一回のみです。
シュナンブラン.jpg


ブラジルのように、
トロピカルクライメイトでも
一年に2回の収穫をする地域もあり、

オーストラリアのアデレード大学醸造学部を
卒業したニッキーは、
葡萄栽培学の権威、リチャードスマート博士と、
2回の収穫をする研究も行なっています[ひらめき]

ワイナリーでも、
ニッキーのアイデアが光ります[ぴかぴか(新しい)]

風を使って、未熟果や、
葉っぱなどを吹き飛ばす
選果台の「ミストラル」[かわいい]
ミストラル.jpg

赤ワイン用のタンクには、
オートマティックのピジャージュが
ついています。
赤用タンク.jpg

毎年、酒質を上げる努力をしながら、
新しいことにも挑戦しているニッキー。

これは、試作中のクレマンだそうです。
品種はシュナンブラン。
クレマン.jpg

どれくらいの圧力がふさわしいか
分からないので、
3種類くらい試していると言っていました[exclamation]
ルミアージュ.jpg

9月には、ロワールのワイナリーで
研修も予定しているニッキー[あせあせ(飛び散る汗)]

「家にもうちょっといなさい」と
家族からは言われるそうですが・・・(笑)
「でも、もう何年かしたらできないから、
今やっておきたいよね[exclamation]
とニッキーは笑って言います。

私もよく言われたので分かります!

悲しいかな、30代になると、
フライングワインメーカーの数って
すごく減る気がします・・・。

ニッキーのシュナンブラン、
ヴィオニエなどを
テイステイングさせていただきました[るんるん]
Springシュナンブラン.jpg

ヴィオニエ.jpg

残糖の少し残るシュナンブランは、
スパイシーなお料理に合いそうですし、
ヴィオニエは、品種の個性も、
ニッキーの個性も感じられる魅力的なワイン[exclamation]

この日もたくさんのカメラの中で、
取材を受けていたニッキーですが、

タイという難しい気候の中で、
知識を生かし、

新しいトライアルを繰り返し、
毎年向上していく彼女を見て、
決意のようなものを感じました[ぴかぴか(新しい)]

もちろん、その裏にある
努力や、孤独は大きいと思いますが、
タイのワイン業界さえも
変えてしまうのではないかというくらい
力強いものでした[ぴかぴか(新しい)]

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