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ヴェローナの思い出 [海外のワイン]

先月末のことになりますが…
ロミオとジュリエットの舞台
としても知られる、イタリアの
ヴェローナへ行ってきました[飛行機]

まずは、イタリアワインのクイーン、
マリリーザがオーナーを務める
アレグリー二ワイナリーを訪問。

ルネサンス期の建築家、
ジュリオ・ロマーノによる
美しいワイナリー[ぴかぴか(新しい)]
アレグリー二.jpg

50年以上の樹齢を持つ
古木が多いイタリアでは、
エスカと言われる
病害を防ぐため
細心の注意を払いながら
剪定を行います。

人間と似ているかもしれませんが、
ブドウの樹も年を取れば取るほど
病気にかかるリスクは
増えていきます。

その剪定作業を少し
実地研修させて頂きました。
剪定講義.JPG


アマローネの醸造所も
見学させてもらい、
その後は、ワイナリーに戻り、
白ワイン品種、
ヴェルメンテイ―ノの
ヴィンテージ別、垂直試飲を
させて頂きました[ぴかぴか(新しい)]
ヴェルメンテイーノ垂直.JPG


ヴェルメンテイーノは、
ヨーロッパのソムリエより
甲州に似ていると言われたことが
たびたびあったので、
私もとても興味深く、
特に古いヴェルメンテイ―ノの
熟成の仕方が印象深かったです。


今回は、世界のワイン業界の女性が
集う、マグナムクラブの
メンバーで訪問をしたのですが、
偶然にも、当日の11月25日は
女性を暴力から守る国際デーであり、
目の下を赤く塗って過ごすのだと
教えてもらいました。
マグナムクラブ.jpg


マリリーザのご厚意で、
パスタ作りにも挑戦[exclamation]
パスタ作り.jpg
トリュフ.JPG


夜は、イタリアのブドウ遺伝子学の
第一人者と言われる研究者より、
ワイン業界における
ゲノム編集の講義があり、
楽しい学びの一日でした。

翌日は、ヴェローナの
wine2wineというイベントで
スピーカーを務めさせて頂きました。
wine2wine .jpg

マスターオブワイン協会の
元会長でもある
リン・シェリフさんと
日本ワインについて
登壇いたしました[ぴかぴか(新しい)]


マグナムクラブのメンバーの
お話も、内容はもちろん、
スピーチの進め方にも
惹きつけられました。
マグナムwine2wine.jpg


私は、醸造家という職業では、
話が苦手でも
あまり困ることがないのですが、

甲州や、日本ワインについて
お話しできるチャンスが
いつもあるわけではないので、
マグナムクラブのメンバーに
少しでも近付けるよう
努力したいと思いました。


イベント会場では
ソアーヴェというワイン産地の
保護協会の女性と出会い、
講演の合間にソアーヴェまで
連れて行ってもらったことも
幸運でした[ぴかぴか(新しい)]
ソアーヴェ.JPG

彼女は、甲州も飲んだことがあり、
グレイスワインのことも知っていて、
実家がグレイスワインだと話すと、
喜んでソアーヴェまで案内したいと
言って、車を出してくれたのです[車(RV)]


ソアーヴェの土壌も
火山灰質だよと教えてもらいながら
ブドウ畑をめぐりました。
ソアーヴェ土壌.JPG


ソアーヴェという産地を
保護するために行っている
新しい取り組みを聞きながら、
私も賛同してくれる仲間を増やして
山梨のワイン産地形成のために
こういった経験を生かしていきたいと
切に思いました。

短い期間でしたが
とても刺激になった
イタリア出張でした。

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