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先輩たちから学ぶ [甲州について]

少し時間差があるのですが・・・[ダッシュ(走り出すさま)]

この夏の
忘れられないワイン会の
お話を少し書かせていただきます[ペン]

テーマは「垣根甲州」[ぴかぴか(新しい)]

日本でもお馴染、
ドイツのラインガウより
ショーンレーバー氏の甲州、

まだ新しいのですが、
フランスのニームから、
ステファンブレ氏の甲州、

そして、グレイスワインの
明野甲州
垣根甲州.jpg

ドイツ、フランス、日本
どれも垣根仕立の甲州です[ぴかぴか(新しい)]

ドイツのラインガウ甲州は、
収穫と選果を
お手伝いさせて頂いたことがあるのですが、
小ぶりで上品なリースリングの横に
植えられた甲州は、
新梢は太く、葉も大きめで
美しいピンク色の「そのままの甲州」[ぴかぴか(新しい)]

フランスの甲州を飲んだのは
初めてでしたが、
一口味わい、
「ああ、甲州だ」という言葉が出ました[かわいい]

ラインガウの甲州を見たときと同じ
「ああ、甲州だ」という思い・・・

味わいも、それとなく
ドイツの甲州は、
華やかで酸と甘みのバランスは
ドイツワインなのだけれど、

フランスの甲州は、
素朴な味わいが
フランスっぽいのだけど、

3つの垣根甲州には、
共通した香りや味わいがあり、
「ああ、甲州だ」と、
心のそこから
感動が湧き上がってきます[ぴかぴか(新しい)]

こんなテーマの
テイステイング会を
する日が来ることになるとは、
夢にも思いませんでした[exclamation]

世界の銘醸地でも、
甲州が造られて、
垣根仕立の甲州が、
一般的な仕立になって・・・

早く栽培方法を確立させて、
今までの概念に
挑戦していきたいです[ぴかぴか(新しい)]

フランスの甲州は・・・
フランス垣根甲州.jpg


ご一緒させていただいたのは、
山本博先生を始めとする
日本ワイン業界を牽引してきた
重鎮の方ばかり・・・[exclamation]

今までの甲州、
これからの甲州を語りながら、

日本ワインの苦難の時代も
乗り越えてきた皆様と、
世界の垣根甲州を囲むことができ、
そこには、自分の携わったワインも
存在していたということ・・・

その全てに、とてつもない励ましを頂いた
夜でした[ぴかぴか(新しい)]


ヨーロッパプロモーションに行ってきました☆ [甲州について]

今年も、KOJのヨーロッパプロモーションへ
行ってきました[飛行機]

ジャンシスロビンソンMWや、
アンソニーローズなど、
著名なジャーナリストたちのおかげで、
最も厳しい市場と言われるイギリスで、
甲州も少しずつ認知されてきました[晴れ]

KOJとしてのプロモーションが4年目を迎えた今、
確かな手ごたえを感じています[ぴかぴか(新しい)]

グレイスワインが、輸出を始めて早2年[ダッシュ(走り出すさま)]

市場を築くことの困難さを身を持って体験する今、
今年は、トップジャーナリストたちに頼るばかりではなく、
インポーターとのより深い理解、
そして、売り場に立つカービストや、
サービスをするソムリエの方たちに、安心して
甲州を進めていただけるように努力することを、
プロモーション中の課題としました[exclamation]

人気とは言っても、甲州は、
まだまだ海外では「新しいワイン」であることを
忘れてはいけないのだと思います[ひらめき]


ロンドンで、甲州が購入できるお店は・・・

セルフリッジのワイン売り場[ぴかぴか(新しい)]
セルフリッジ.jpg


セルフリッジのバーでは、
ワインショップのアイテムのいくつかを
グラスで飲むことができます[ぴかぴか(新しい)]

なんと甲州もオンリスト[ぴかぴか(新しい)]


これは、プリペード式カードを購入し、
窒素充填式のケースに入ったワインを、
ちょこっとずつテイステイングできる
゛Sampler"(ワインショップ)[バー]
sampler.jpg

こちらは、大体同じ価格帯の
マニアックなワインたちと一緒に
陳列しています[ひらめき]


KOJのピッグイベントは、
毎年200人近くの参加者がある
゛Big Wine Tasting"[あせあせ(飛び散る汗)]

12社がそれぞれブースを持ち、
商談をします[あせあせ(飛び散る汗)]
BWT商談中.jpg


KOJ委員長でもある社長[あせあせ(飛び散る汗)]

ミーテイングにも力が入ります[ぴかぴか(新しい)]
BWT社長説明.jpg


毎年、ワインを見に来てくださる
ジャンシスロビンソンMW[かわいい]
BWTジャンシスと2.jpg


ジャンシスをうならせる甲州を造ってみたい・・・[ぴかぴか(新しい)]


SMBCでは、ジャパンプロダクトとして
グレイスワインを披露[ぴかぴか(新しい)]

実際に、消費者の方と交わります[ぴかぴか(新しい)]
SMBC.jpg


今年は、ロンドンのWSETでも、
甲州のセミナーが行なわれました[ペン]

リン・シェリフMWのセミナーの後、
KOJの6社が、それぞれの甲州を
説明しました[ぴかぴか(新しい)]

私は、リンさんから、
畑別と、仕立て別(垣根仕立)を
提供するようお願いされたので、
明るい話をさせていただきました[かわいい]


売り手の皆さんに近づけるように、
スタッフトレーニングも行ないました[かわいい]

京都の三ツ星「菊乃井」の
村田料理長と、ロンドンで最も
人気のあるグループの一つ、
Hakkasanがコラボレーションした
CHRISANにて[レストラン]
Chrisanスタッフトレーニング.jpg


インポーターの社員の一人、セルジオとは、
今回、一番長く一緒に過ごしたのですが、
イタリア人であるセルジオとの文化交流も
よりワインを知っていただける
きっかけになったと思います[ぴかぴか(新しい)]

セルジオと、イタリアワイン、
甲州を語る・・・
パール.jpg


まだまだマーケティングは勉強中ですが、
甲州の造り手として、
これから甲州がどんな市場を築いていくのか、
とても興味があります[exclamation]

それには、もちろん、私たち醸造家の
努力が必要ですが、
いつかリンさんに言われたことがあります[ぴかぴか(新しい)]

゛Right Place, Right Price, Right People"

相応しい場所、
適正な価格、
理解ある人々のもとで、甲州が飲まれて欲しい。


私はマーケテイングのことは、正直
まだよく分からないのですが、
この言葉を耳にしたとき、
それこそ甲州の生きる場所だと思いました[ぴかぴか(新しい)]

そのために、時には、
頑固な醸造家の想いを胸にしまいこみ、
一年、一年積み上げていくしかないのだと思います[ダッシュ(走り出すさま)]

ギャップ [甲州について]

ちょっと悲しかった出来事がありました[ふらふら]

先日のテレビの放映を見たという農家の方から、電話をいただきました[電話] 
私が、「甲州はワイン専用品種」とテレビで言ったことに対し、「間違ってる!甲州は、生食用だよ!」との言葉。
「甲州はワイン専用品種だよ!」と言いたくなるのをぐっとこらえ、頭をめぐらします。
ワイン醸造にまわす葡萄は二流。という考え方が、その農家さんにはあったのではないでしょうか[ひらめき]

その昔、勝沼では、生食用にまわすことができない葡萄で、ワインを造っていた時期がありました。それが、まさに昔の一升瓶ワインでした。
今でも、巨峰や、マスカットのファミリーのように、生食用葡萄によっては、醸造用葡萄よりもはるかに高値で取引されます。

甲州が、ヴィティス・ヴィニフェラというワイン専用品種であるのは真実。
でも、甲州は1000年以上、生食用として栽培されてきたのも、事実。

私は、甲州が生食用として紹介されることを、どこかで恐れています。
2013年のソムリエ世界大会のイタリア代表に選ばれたファビオ氏は、かのサンジョベーゼもワイン法が制定されるまでは、生食用として使われていたと言います[ダッシュ(走り出すさま)] そう考えると時間が解決してくれる問題かもしれませんが、海外においては、生食用と言うと、ワイン醸造に向かない品種、そう捉えられてしまうことでしょう。

これを機会に、甲州を生食用と呼ぶのはもうやめませんか・・・?
皆さんと一緒に力を合わせて、甲州ワインのブランドイメージを守ることができたら幸いです。

まだまだ遠い、甲州に賭ける自分の夢。

垣根甲州を仕込みました! [甲州について]

今日は、垣根甲州を仕込みました!プレスに投入した甲州たち[ぴかぴか(新しい)][左斜め下]
垣根甲州2012.jpg

去年までは、1ロットで収穫していたものを、今年は、区画や系統別に分け、3ロットで仕込むことにしました[ダッシュ(走り出すさま)] 収穫は大変になりますが、これで、近い熟期のグループで仕込むことができるので、的確な熟度で葡萄を摘むことが可能になります。天候にも恵まれ、プレスした果汁は、糖度を20度を越えるものでした[ひらめき] 今まで、甲州が20度を越えることは難しいと思いながら、ずっと願っていたことでした。いつも新しい顔を見せてくれる垣根甲州、残り2ロットの仕込みも楽しみです[ぴかぴか(新しい)]

今、作業が深夜まで続いているので、ワイナリーから帰る途中、地元紙の山梨日日新聞の集荷のトラックとすれ違います[車(RV)] どんなに疲れていても、もうすぐ日が昇り、また新しい一日が始まるのだと思うと、心が引き締まる毎日です[晴れ]

おまけ・・・[かわいい] フェルミとお友達のパピヨンです[るんるん]
パピヨンとフェルミ.jpg



ジャパンワインチャレンジで最優秀日本ワイン賞をいただきました [甲州について]

7月末に行なわれました「ジャパンワインチャレンジ2012」にて、「キュヴェ三澤甲州 鳥居平畑 2011」が、金賞、そして最優秀日本ワイン賞を受賞いたしました[ぴかぴか(新しい)]

審査結果はこちらです[左斜め下]
http://www.japanwinechallenge.com/Results/2012_trophy.html

「キュヴェ三澤 甲州 鳥居平畑2011」は、甲州の栽培と醸造の長い歴史を持ち、日本で最もよく日の当たる斜面と言われる、山梨県甲州市の鳥居平地区の甲州を使ったワインです[ぴかぴか(新しい)] 
旧樽で樽醗酵を行っていますが、貯蔵は、樽からタンクへ戻すことで、樽の香味というよりも、樽醗酵による複雑味が、甲州に骨格を与えています。水はけのよく、日のあたる鳥居平の甲州と、樽の相性は決して悪いものではないと考えています。

キュヴェ三澤 甲州 鳥居平畑[ぴかぴか(新しい)]
キュヴェ三澤甲州鳥居平畑.jpg

ジャパンワインチャレンジでは、私自身も審査員を務めていますが、甲州の審査からは外れています。こういった公平さが、ジャパンワインチャレンジを、アジアで由緒あるワインコンペとして、権威を与えていると思います[ぴかぴか(新しい)]


このたびの受賞は、普段お世話になっている皆様の支えがあってのことと思っております。これからも、グレイスのスタイルを大切にし、産地が見えるワイン造りをしていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします[ぴかぴか(新しい)]




菱山の甲州 [甲州について]

祖父の時代から、重要視してきたワイン産地に勝沼町の菱山地区があります。

グレイスワインでは、これまで、山梨県産の甲州をジェネリックワインとして「グリド甲州」、山梨県勝沼町産の甲州を「グレイス甲州」、山梨県茅が岳山麓の甲州を「グレイス茅が岳」としています[晴れ]

さらに区分し、勝沼町の中でも、特に質が良く、個性が感じられやすい甲州を、「グレイス甲州 菱山畑」「グレイス甲州 鳥居平畑」とし、鳥居平地区の最も優れたロットを樽醗酵し、「キュヴェ三澤 甲州 鳥居平畑」としています[ぴかぴか(新しい)]

茅が岳山麓になりますが、明野町自社農園産の甲州は、「キュヴェ三澤甲州 垣根仕立」として出させていただいています[ひらめき]

その中で、菱山は、思い入れがあるばかりでなく、造られる甲州の味わいから、私の好きな産地の一つです[ぴかぴか(新しい)] 日当たり自体は、鳥居平のほうがはるかに良いですが、標高が高く、シャープな酸と、複雑な土壌によって、年によってはスモーキーと感じるくらいの、ミネラル感が印象的です。


連休は、仲野さんと、土橋さんと、菱山の笠懸けに行ってきました[ダッシュ(走り出すさま)]

菱山畑[ぴかぴか(新しい)] 
菱山笠かけ.jpg


明野町の三澤農場では、垣根栽培なので、雨を除けるため、房周りにレインカットを張りますが、棚栽培では、一房一房に雨除けをかけなければいけません[あせあせ(飛び散る汗)] 

三澤農場のレインカット[晴れ]プラスチックのシートがレインカットです。
高畝圧縮.jpg


笠懸けや、レインカット貼りは、日本にしかない作業で、海外では観たことがありません[あせあせ(飛び散る汗)] 私は、笠懸けを海外で説明するとき、いつも「ぶどうの傘」と紹介するのですが、海外の醸造家からは特に、「これは日本人しかできない作業だね」と言われます[雨]
菱山かさかけ2.jpg


21日のイベントでは、笠懸けの作業も一緒に菱山の産地を体験していただいた後、2002年、2003年、2004年、2011年の菱山畑から造られる甲州のテイステイングも予定しております[ぴかぴか(新しい)] イギリスにも輸出をしているこの菱山畑の甲州ですが、21日は、どっぷり菱山の魅力につかりましょう[るんるん] まだ若干の余裕がございますので、ご興味のある方は、グレイスワインサロン柿嶋(TEL 0553-44-1230 営業時間9時~17時)までご連絡ください[ぴかぴか(新しい)]


イベントの詳細はこちらをご覧ください[左斜め下]
http://grace1923.blog.so-net.ne.jp/2012-06-29

今年もKOJプロモーションに行ってきました [甲州について]

今年で3年目となるKOJのプロモーションに行ってきました[飛行機]

今年は、ロンドンのトップジャーナリスト、専門家、愛好家のみなさま向けの試飲会のほか、パリでも試飲会を行ないました[exclamation]

パリのOIVの試飲会場にて[晴れ]
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試飲会の様子は、The Japan Timesでも紹介されていました[晴れ] http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120223f3.html


パリの日本文化会館では、専門家、愛好家のみなさま向けにセミナーを担当しました[exclamation]
Utubeに乗っていますので良かったらご覧になってください[かわいい]
“Koshu-Le vin blanc japonais”
http://www.youtube.com/watch?v=390TvAX6QI0


恒例となったロンドンでの大試飲会では、身を乗り出して説明していました(笑)[ぴかぴか(新しい)]
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大試飲会で毎年お会いするお客様がいます[ぴかぴか(新しい)] そういう方たちのほとんどが、去年のテイステイングノートを持参していらっしゃいます。「毎年向上している」「最後まで見届けるからね」という言葉を頂戴すると、より一層努力をしていかなければならないと身が引き締まります[ダッシュ(走り出すさま)]

そして毎年お手伝いくださるロンドン在住の天津さん[ぴかぴか(新しい)] いつもお気遣いありがとうございます[ぴかぴか(新しい)] 今年は弟もブースでお手伝いです[わーい(嬉しい顔)]
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会場のイマジネーションギャラリーです[ぴかぴか(新しい)]
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イマジネーションギャラリーには、光が差し込む窓があり、開放的な雰囲気です。こういった場所選びも、KOJのデザインも、センスの高さが求められます[あせあせ(飛び散る汗)]

ジャンシスロビンソンMWによる甲州セミナーも行なわれました[ぴかぴか(新しい)]
http://www.youtube.com/watch?v=g6dNDDU9nZc&feature=related


KOJのアドバイザーであり、MW協会の会長を努めるリンシェリフMWの愛好家向けのセミナーもUtubeにアップされています[ぴかぴか(新しい)]
http://www.youtube.com/watch?v=0xJg7lJBN_Q&feature=related

KOJの参加ワイナリーのうち、6社は既に輸出を始め、他のワイナリーもどんどん動き出しています[ダッシュ(走り出すさま)] 今回、感じたことは、甲州のヨーロッパ進出が与えたインパクトは大きいと思いますが、醸造家として、ロンドンという世界で最も厳しい市場に挑戦することで、ワインの酒質にも大きな変化をもたらしたと感じています。中でも、マイケルブロードベント氏は、トップジャーナリストの試飲会を終えた後、KOJのアドバイザーであるリンシェリフMWに二度にわたり連絡をし、毎年酒質の向上が見られるということを嬉しそうに伝えてくださったそうです[ぴかぴか(新しい)]


EUに輸出するための甲州を仕込むに当たり、最も高い壁は、補糖量をかなり抑えなくてはならないという点です。アルコールには、味わいにボリュームが出ること、香りの揮発量が増すなどの効果があり、ここ最近まで、風味がやわらかい甲州には、ある程度のアルコールは必要だと考えられていました。

今でこそ、アルコール11%の甲州も、KOJの仲間内では抵抗無く捉えられていますが、これは一社だけではなく、KOJという組織全体の力でここまで到達できたと思っています。アルコールに頼るのではなく、原料葡萄の高品質化に向けて取り組みを強化しているワイナリーもあり、やはり、これがワイン造りの原点だと感じています。
生前、麻井宇介先生は、「日本のワイナリーには、ロンドン市場で勝ち残っていく厳しさが無い」とこぼしていたと父から聞いたことがあります。切磋琢磨していくうち、甲州のアルコール度数の変化に見られるように、今まで、到底無理だと考えられていたことが、いつの間にか普通になっていて、あっと驚くような甲州が誕生するような気がしています。

只今、グレイスワインは、ロンドンのみならず、オーストラリアやシンガポールへ輸出されています[飛行機]
「甲州を応援したい」「グレイスワインを待っていた」そう声をかけてくださるお客様がいる限り、海外へもお届けしたいと思っています。

オーストラリアへ先月プロモーションへ行ったときには、あるジャーナリストの女性にお会いしました。レストランで初めてグレイスを味わってから、虜になったようだと笑ってくれました[わーい(嬉しい顔)] その後彼女は、来日した際、興味深々で違う造り手のワインも味わったそうです。彼女の中ではすっかり「日本ワインは美味しい」というイメージになっているそうで、日本のリーデイングカンパニーでありたいとつくづく感じた出会いでした。


しかしながら、こうやって、海外で順調にお仕事できるのも、日本でサポーターとなってくださる皆様の存在があるからだといつも想っています。どうか、変わらずグレイスワインの海外展開を温かく見守っていただければ嬉しく存じます。

だしと甲州 [甲州について]

今まで、甲州にはどんなお料理が合いますか?と聞かれると、決まってお寿司と天ぷらを挙げていました。

甲州には、お寿司のような素材の風味を邪魔するような香りも派手さもありませんし、邪魔しないという観点では日本酒も同様ですが、相乗効果というワインならではの魅力を甲州もしっかり持っています[ぴかぴか(新しい)]

私の祖母は母方、父方両方とも、日本酒蔵の娘だったので、私も冬になると日本酒を温めて飲むのですが、お食事と合わせるとなると、アルコールの高さが気になったりします。

そんなわけで、お寿司が大好物の私は、お寿司には甲州[exclamation×2]と決めているところがあります[かわいい] ワインを飲み始めた友人の間でも「お寿司にワインなんてお洒落でいい[ぴかぴか(新しい)]」なんてよく言われます[ぴかぴか(新しい)]
特におすすめは、鯛のような繊細な白身と「グレイス甲州菱山畑」のようなミネラル感が強い甲州で、どちらの良さも際立つ相性だと思っています[ぴかぴか(新しい)] 欲を言ってしまうと、酢飯は甘くない方が良いです(笑)。

また、天ぷらのように、衣が軽い揚げ物を、クリスピーな甲州といただくのも大好きです[かわいい]
厚みのある「グレイス甲州鳥居平畑」だったら、塩でも、だしとでも美味しく召し上がっていただけるはずです[ぴかぴか(新しい)]

今までは、東京のワイン市場を見てきたので、こういったお寿司や天ぷらと言った江戸のお料理が真っ先に浮かんできたのですが、最近は関西のお料理との相性の良さにも注目しています[かわいい]

先日、京都でプロモーションをさせていただいたのですが、そのとき、改めて京都のだしを使ったお料理と、甲州の相性のよさに驚きました。

今、京都で最も予約が取れないお店のひとつ、「草喰なかひがし」の中東さんが、「キュヴェ三澤 甲州 垣根仕立」を飲み、「品があります。だしに合うワインを見つけました」と仰ってくださり、甲州のことを熱心に薦めてくださっています[ぴかぴか(新しい)] 中東さんのお料理は、美味しい、繊細、ほっとするのはもちろん、ユーモアに富んでいて食べるのが楽しくなります。まさか憧れの中東さんのお店に甲州が並ぶ日が来るとは思っていませんでしたが、それと同時に「大変なことになってしまった。これは私も京都のお料理を勉強しなくては」と気を引き締めています[あせあせ(飛び散る汗)]

京都のお客様は、食に造詣が深いので、ただ甲州は和食と合いますというメッセージだけではなく、どことどこが合うのか、どうして合うのかをこれから勉強し、甲州の魅力を伝えていきたいと思います。


今の季節、私が一番お勧めしたいのは、水炊きと甲州です[ぴかぴか(新しい)] だしを使った野菜たっぷりのお鍋と、冷やしすぎない甲州をぜひ合わせてみてください[るんるん]
またさっぱりした甲州は、おせち料理とも愉しんでいただけます[ぴかぴか(新しい)]

垣根仕立の甲州を収穫中です [甲州について]

垣根仕立ての甲州を収穫しています[ぴかぴか(新しい)]

垣根甲州.jpg

たくさんの可能性を魅せてくれる甲州。
そんな甲州に私のほうが励まされています[ぴかぴか(新しい)]
まだまだやらなきゃいけないことがたくさんあります[exclamation×2]

KOJのプロモーションから戻りました。 [甲州について]

一週間、KOJのロンドンプロモーションを終えてきました[ぴかぴか(新しい)]

今年で二年目を迎えるロンドンプロモーションですが、昨年と今年では、良い意味で内容が変わっていました。

それでも変わらないのは、一週間の中に、二つのメインイベントがあり、その合間に、市場調査、各ワイナリーの催し(メーカーズデイナーなど)、合同セミナーや、勉強会などが、効果的に組まれていることです。。

そのメインイベントとは・・・[あせあせ(飛び散る汗)]

まずは、トップワインジャーナリストの試飲会[晴れ]
ヒュージョンソン、マイケルブロードベント、ジャンシスロビンソン、アンソニーローズ、ジェイミーグードなど、世界のワイン市場に影響力のあるジャーナリストたち、レストランからも、今年は、世界最優秀ソムリエにも輝いたジェラールバッセなど、イギリスのワイン市場を動かす21人が集まりました[ぴかぴか(新しい)]

ジェイミーグードのブログ
http://www.wineanorak.com/wineblog/videos/incredible-japanese-lunch-with-koshu-wines

アンソニーローズのブログ
http://www.anthonyrosewine.com/journal/2011/1/yashin-yamanashi-and-koshu

場所は、「Yashin」で行いました[レストラン]
10月にオープンしたばかりの和食のレストランなのですが、お醤油をつけないお寿司というユニークな発想を持っていらっしゃいます。ついついお醤油をつけすぎてお寿司を食べてしまう欧米人へ、新しく美味しい提案です[かわいい]
どのトップジャーナリストも大絶賛のお料理の助けもあり、イベントも好印象に終り、ほっとしました[ぴかぴか(新しい)]


そして、もうひとつ大切なイベント[あせあせ(飛び散る汗)]

KOJ 2011.JPG

イマジネーションギャラリーで行われた試飲会(商談会)です。
去年を上回る130人のプロフェッショナルの方々にお越しいただきました[ぴかぴか(新しい)]
中には、ティムアトキンMWもいらっしゃいました。

その中で、一つ感じ入ったことがあります。
昨年のイベントで、運よくワインを気に入って下さったインポーターがいたので、グレイスワインは既にUKに輸出しています。

イギリスに輸出を始めた時は、まだ右も左もわからない状況で、そのうちギリシアの金融危機があり、円高の中での戦いを強いられることになり、ワイナリーの経営だけ取ってみると、輸出を続けていくことは難しいと感じた時期もありました[ダッシュ(走り出すさま)]

でも、やっぱり輸出は、ポジテイブなことなのだと感じたのです。
踏み出すには勇気がいりますが、多くの人の前にさらされて、そのたびに改善されて、人の輪を広げます。
甲州の理解も高まっており、昨年は、まだまだ、得体の知れないものに触る・・・という雰囲気もありましたが、こうやってちゃんと広まっていくものなのだと実感しました。。

今年は、その試飲商談会の最中に、ジャンシスロビンソンMWと、KOJのアドバイザーであるリンシェリフMWによるセミナーが別部屋で行われました。

私はサービス係だったので、時折お話が耳に入ってきました。
その中で、痛感したのは、彼女たちの影響力と、「今のままの甲州じゃだめだ」ということでした。

トップジャーナリストが甲州に好意的な事は、とてもありがたいことです。
でも、それは冷静にみると、日本文化や、日本料理、KOJを組織する人々、取り巻く人々に恵まれているからこそであって、造り手として、造られる甲州のクオリティをもっと向上させなければいけないと感じました。

最後にちょっと小話を・・・
ジャンシスロビンソンMWが、トップジャーナリストの試飲会で、最も居心地が悪い階段よりの席を自ら選んで座った事に、父は感銘を受けたようですが、私は、ご主人のニックランダーが、遅れて到着した時に見せた、ほっとした笑顔がとても可愛くて、印象に残りました[かわいい]

写真は、また後日にアップしたいと思いますので、楽しみにしていて下さいね!!

[かわいい]ロンドンでグレイスが買えるお店[かわいい]
Selfridges

[るんるん]イギリスで飲めるお店[るんるん]
Zuma
Nobu
Saki
Roka
La Trompette
ジェラールバッセのお店





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