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ヴェローナの思い出 [海外のワイン]

先月末のことになりますが…
ロミオとジュリエットの舞台
としても知られる、イタリアの
ヴェローナへ行ってきました[飛行機]

まずは、イタリアワインのクイーン、
マリリーザがオーナーを務める
アレグリー二ワイナリーを訪問。

ルネサンス期の建築家、
ジュリオ・ロマーノによる
美しいワイナリー[ぴかぴか(新しい)]
アレグリー二.jpg

50年以上の樹齢を持つ
古木が多いイタリアでは、
エスカと言われる
病害を防ぐため
細心の注意を払いながら
剪定を行います。

人間と似ているかもしれませんが、
ブドウの樹も年を取れば取るほど
病気にかかるリスクは
増えていきます。

その剪定作業を少し
実地研修させて頂きました。
剪定講義.JPG


アマローネの醸造所も
見学させてもらい、
その後は、ワイナリーに戻り、
白ワイン品種、
ヴェルメンテイ―ノの
ヴィンテージ別、垂直試飲を
させて頂きました[ぴかぴか(新しい)]
ヴェルメンテイーノ垂直.JPG


ヴェルメンテイーノは、
ヨーロッパのソムリエより
甲州に似ていると言われたことが
たびたびあったので、
私もとても興味深く、
特に古いヴェルメンテイ―ノの
熟成の仕方が印象深かったです。


今回は、世界のワイン業界の女性が
集う、マグナムクラブの
メンバーで訪問をしたのですが、
偶然にも、当日の11月25日は
女性を暴力から守る国際デーであり、
目の下を赤く塗って過ごすのだと
教えてもらいました。
マグナムクラブ.jpg


マリリーザのご厚意で、
パスタ作りにも挑戦[exclamation]
パスタ作り.jpg
トリュフ.JPG


夜は、イタリアのブドウ遺伝子学の
第一人者と言われる研究者より、
ワイン業界における
ゲノム編集の講義があり、
楽しい学びの一日でした。

翌日は、ヴェローナの
wine2wineというイベントで
スピーカーを務めさせて頂きました。
wine2wine .jpg

マスターオブワイン協会の
元会長でもある
リン・シェリフさんと
日本ワインについて
登壇いたしました[ぴかぴか(新しい)]


マグナムクラブのメンバーの
お話も、内容はもちろん、
スピーチの進め方にも
惹きつけられました。
マグナムwine2wine.jpg


私は、醸造家という職業では、
話が苦手でも
あまり困ることがないのですが、

甲州や、日本ワインについて
お話しできるチャンスが
いつもあるわけではないので、
マグナムクラブのメンバーに
少しでも近付けるよう
努力したいと思いました。


イベント会場では
ソアーヴェというワイン産地の
保護協会の女性と出会い、
講演の合間にソアーヴェまで
連れて行ってもらったことも
幸運でした[ぴかぴか(新しい)]
ソアーヴェ.JPG

彼女は、甲州も飲んだことがあり、
グレイスワインのことも知っていて、
実家がグレイスワインだと話すと、
喜んでソアーヴェまで案内したいと
言って、車を出してくれたのです[車(RV)]


ソアーヴェの土壌も
火山灰質だよと教えてもらいながら
ブドウ畑をめぐりました。
ソアーヴェ土壌.JPG


ソアーヴェという産地を
保護するために行っている
新しい取り組みを聞きながら、
私も賛同してくれる仲間を増やして
山梨のワイン産地形成のために
こういった経験を生かしていきたいと
切に思いました。

短い期間でしたが
とても刺激になった
イタリア出張でした。

アジアのワイン! [海外のワイン]

明野もいよいよ萌芽が始まりました[晴れ]
春ですね[かわいい]

明日から大型連休という方も
多いのかな??
グレイスワインは、GW中も
ワインショップのみ
営業しております[ぴかぴか(新しい)]
発送はお休みになりますので、
業者の皆さま、
どうぞよろしくお願いいたします。

ワイナリーにお越しいただける皆様には
明野のワイナリーショップは
休業しておりますので、
どうぞ勝沼のグレイスワインサロンへ
お越しください[ぴかぴか(新しい)]

「グレイス甲州 菱山畑 2016」
「グレイス甲州 鳥居平畑 2016」
など、新ヴィンテージの甲州も
5月1日より発売いたします[ぴかぴか(新しい)]
是非テイスティング
されてくださいね[ぴかぴか(新しい)]


さてさて、先週のことになりますが、
Asian Wine Festivalにて、
「グリド甲州 2015」が
有り難く白ワイン第一位を頂き、
弾丸香港に行ってまいりました[飛行機]

そこで、アジアワインのみの
ガラディナーに参加[レストラン]
香港1.jpg


今や、世界八位のワイン生産量を
誇る中国、
特にNingxia地区のワインは
急成長を遂げていますが、

中国のみならず、
バリやイスラエル
(中東は、ワインコンクールなどでも
アジアと同カテゴリーに
入れられることが多々あります)
アジアにこんな素晴らしいワインが
あるなんて...[exclamation×2]


うかうかしていられないなと
思いました[わーい(嬉しい顔)]


香港は、アジアワインの
中心になりましたね…

もう一つ感じたのは、
アジアのワイナリーですが、
オーナーが投資家の方々など、
規模が非常に大きいです。

私たちのような日本の家族経営の
ワイナリーが
その中でどう道を作っていくのか
考えさせられました。

ハンギングロックワイナリー [海外のワイン]

オーストラリアの
ヴィクトリア州にある
ハンギングロックワイナリーの
ジェネラルマネージャー
Ruthさんと、

お友達のワイン専門家
高橋佳子さんが
ミサワワイナリーを
訪ねてくださいました[ぴかぴか(新しい)]
ハンギングロックワイナリー1.JPG


醸造期であっても、
やっぱり生産者の方と
お友達の訪問は
嬉しいものですね・・・[ぴかぴか(新しい)]


海外の生産者の方とお話すると、
その国や産地のお話も
興味深いですが、

お互いに行ったことや
働いたことのある
海外の産地について、

日本のワイナリーに生まれた
私はこう思ったけれど、
オーストラリアのワイナリーに生まれた
彼女は、全く違う観点で
見ていることがあるので、

驚きと発見です[exclamation]

甲州は特に
興味深そうに
ご覧になっていました[かわいい]
ハンギングロックワイナリー2.JPG


甲州の前だと、ついつい
笑顔になっちゃうなあ・・・(笑)
帽子がボロボロ・・・
今年こそ帽子を買い換えよう(笑)[exclamation]
ハンギングロックワイナリー3.JPG


ワイナリーの萩が、
今年もきれいに咲いています・・・[ぴかぴか(新しい)]
萩.JPG

慎ましく、力強く、
一番好きな花の1つかも・・・[かわいい]

私の中では、
萩と甲州のイメージ、
ちょっと似ています[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]


今、オーストラリアで
最も熱い産地、ヴィクトリア。

若い造り手たちや、
冷涼な産地に注目が集まっています[ぴかぴか(新しい)]

市場に世界一敏感と言われる
オーストラリアの造りには
いつ行っても新しい発見があります[グッド(上向き矢印)]

ハンギングロックワイナリーでは、
伝統方式スパークリングも
力を入れているそうで・・・
勉強させて頂きたいなぁ・・・

次回、オーストラリアへ
行く楽しみが
また1つ増えました[ぴかぴか(新しい)]


ハンギングロックワイナリーの
詳細はこちらです[ぴかぴか(新しい)][左斜め下]
http://www.vaiandcompany.com/victoria/hanging-rock-winery-%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%BC/

微笑みの国のワイン [海外のワイン]

タイへ来てからは、
イベントに追われていたのですが、
どうしても訪ねたい場所があり、
先方におねだりをしてしまいました・・・(笑)

タイのスーパーワイナリーの
「GranMonte」[ぴかぴか(新しい)]

ここで、友人の女性醸造家が
ワインメーカーとして働いています[ぴかぴか(新しい)]

ワインメーカーのニッキーとは、3年ほど前、
プロモーションで来日しているときに
初めて出会ったのですが、
アジアで数少ない女性醸造家どうしということや、
彼女自身もまたワイナリーの後継者であることで
意気投合し、
山梨まで遊びに来てくれました[かわいい]

私も、いつかニッキーのワイナリーに
行ってみたいと思っていました[exclamation]

今年のジャパンワインチャレンジで、
グレイスワインは、有難く
金賞と、最優秀日本ワイン賞を
いただきましたが、
ニッキーの造る
「Heritage Shirah 2012」もまた、
金賞と、最優秀タイワイン賞を
受賞しています[ぴかぴか(新しい)]
ニッキーと.jpg

タイのブドウ栽培では、
雨季と乾季のトロピカルクライメイト
に合わせたキャノピーマネージメントが
行なわれます。

葡萄が冬眠しないので、
ニッキーのところでは、
剪定は、4月と9月の2回、
収穫は、2月の一回のみです。
シュナンブラン.jpg


ブラジルのように、
トロピカルクライメイトでも
一年に2回の収穫をする地域もあり、

オーストラリアのアデレード大学醸造学部を
卒業したニッキーは、
葡萄栽培学の権威、リチャードスマート博士と、
2回の収穫をする研究も行なっています[ひらめき]

ワイナリーでも、
ニッキーのアイデアが光ります[ぴかぴか(新しい)]

風を使って、未熟果や、
葉っぱなどを吹き飛ばす
選果台の「ミストラル」[かわいい]
ミストラル.jpg

赤ワイン用のタンクには、
オートマティックのピジャージュが
ついています。
赤用タンク.jpg

毎年、酒質を上げる努力をしながら、
新しいことにも挑戦しているニッキー。

これは、試作中のクレマンだそうです。
品種はシュナンブラン。
クレマン.jpg

どれくらいの圧力がふさわしいか
分からないので、
3種類くらい試していると言っていました[exclamation]
ルミアージュ.jpg

9月には、ロワールのワイナリーで
研修も予定しているニッキー[あせあせ(飛び散る汗)]

「家にもうちょっといなさい」と
家族からは言われるそうですが・・・(笑)
「でも、もう何年かしたらできないから、
今やっておきたいよね[exclamation]
とニッキーは笑って言います。

私もよく言われたので分かります!

悲しいかな、30代になると、
フライングワインメーカーの数って
すごく減る気がします・・・。

ニッキーのシュナンブラン、
ヴィオニエなどを
テイステイングさせていただきました[るんるん]
Springシュナンブラン.jpg

ヴィオニエ.jpg

残糖の少し残るシュナンブランは、
スパイシーなお料理に合いそうですし、
ヴィオニエは、品種の個性も、
ニッキーの個性も感じられる魅力的なワイン[exclamation]

この日もたくさんのカメラの中で、
取材を受けていたニッキーですが、

タイという難しい気候の中で、
知識を生かし、

新しいトライアルを繰り返し、
毎年向上していく彼女を見て、
決意のようなものを感じました[ぴかぴか(新しい)]

もちろん、その裏にある
努力や、孤独は大きいと思いますが、
タイのワイン業界さえも
変えてしまうのではないかというくらい
力強いものでした[ぴかぴか(新しい)]

ティラージュ [海外のワイン]

シャンパーニュで
この時期行なわれる
最も大事な作業の一つが、
ティラージュと呼ばれる
瓶詰めです[ダッシュ(走り出すさま)]

アルコール発酵が終わった
ベースワインに、酵母と、砂糖を入れ、
瓶内での二次発酵を始める
作業です[ダッシュ(走り出すさま)]

シャンパンの伝統と思想を
知ることと同様、
シャンパーニュへ来て、
ぜひ学びたかった作業の一つです[ぴかぴか(新しい)]

葡萄が良く、
骨格がしっかりしていること、

瓶内の熟成が長く、
複雑味を持っていること、

ももちろん大切ですが、

瓶内できれいに発酵するか
どうかというのは、
酒質にかかわってきますので、
シャンパン製法にとって、
最もテクニカルなところかもしれません[exclamation]


添加する砂糖の量は、24g/L
酵母がこの砂糖を食べ切り、
大体6気圧のスパークリングになります。

砂糖を入れると言っても、
その程度のものですし、
また、一度ワインになっているものを、
もう一度発酵させるという、
アルコールに弱い酵母にとっては、
ストレスの多い環境の中での発酵になります。

そのため、何日かかけて、酒母を少しづつ
丁寧に添加するのが一般的です。

Pied de Cuveと言われる酒母。
Pied de Cuve.jpg


瓶内二次スパークリングの造りは、
ステイルワインの造りと比べ、
よりテクニカルだと感じています。

その中でも、ニコラを見ていて、
クールだなと思うのは、
流行に流されず、
普遍的なワイン造りを
追い求めているところでしょうか・・・[ぴかぴか(新しい)]

ワイナリーにはソーラーパネルを設け、
雨水を再利用し、
減農薬、殺虫剤を使わないように、
自然を尊重していますが、
特にそれを主張する感じでもありません[かわいい]

造りの哲学をマーケテイングに使うのは
苦手だと言います。

先日、農薬をまいている
ある農家に会った時、
「今、撒いたって何の意味もないし、
みんなが環境問題について真剣に
取り組んでいるのに・・・」と怒っていたニコラ。

ニコラみたいな醸造家が、
一番強いんだろうな・・・と
一緒に働いていて思います[ぴかぴか(新しい)]


GW真っ最中の日本と思いますが、
フランスも、来週半ばから
連休へ突入します[晴れ]

ティラージュを終えた
ニコラと、ニコラのご家族も、
オフシーズンの春を利用して、
バカンスへ行くとのこと[飛行機]

私も、その時期に合わせて
いよいよ帰国することにしました[exclamation×2]

帰国前には、ブルゴーニュに住んでいる
「お母さん」の顔を見に行き、
輸出を始めたイタリアに寄り、
日本へ向かいます[飛行機]

二ヶ月半の研修が終わりに近づいた今、
タスマニア、シャンパーニュ、
全ての経験に心から感謝しています[ぴかぴか(新しい)]


あるシャンパーニュの一日 [海外のワイン]

お客様から、
「ぜひ研修中の一日をブログでアップしてください[ぴかぴか(新しい)]
という有難いメッセージをいただきましたので、
早速書いてみたいと思います[ペン]

[晴れ]

8時10分前に出社します[ダッシュ(走り出すさま)]

まずは畑へ・・・[車(セダン)]

病気にかかってしまった樹や、
死んでしまった樹の植え替えです[あせあせ(飛び散る汗)]
植え替え中.jpg


ピノノワールの苗[ひらめき]
苗.jpg


棒を使って植え替えていきます[ダッシュ(走り出すさま)]
植樹中.jpg


石灰の足りないところへは
石灰をまき、
土壌を改良します[ひらめき]
石灰を入れる.jpg


12時になる頃、
畑の近所のレストランへ・・・
ランチ.jpg


レストランと言っても、
村の栽培家たちが集まる食堂[わーい(嬉しい顔)]

前菜とデザートは取り放題(笑)
前菜デザート.jpg


メインは、今日は牛肉の煮込みです[レストラン]
メイン.jpg


お昼休憩は、さすがフランス・・
一時間半くらいとります(笑)

オーストラリアでは、
ヴィンテージ中というのもあったのでしょうが、
お昼休憩は、30分取れればいいほうだったので、
フランスに来たな~という感じがします[飛行機]


ピノノワールの葉っぱも
出てきたよ[ぴかぴか(新しい)]
PNの葉.jpg

ここからは、緑一面の畑になるまで
きっと早いですね・・・[ぴかぴか(新しい)]


ニコラに、リザーブワインの
ウイヤージュ(めつぎ作業)を頼まれたので、
いったん醸造所に戻ります[ダッシュ(走り出すさま)]
ウイヤージュ.jpg


ヴィンテージにむらのある
シャンパーニュでは、
リザーブワインとして、
その年の何割かのワインを、
瓶詰めせずに保管し、
収量の少ない年に備えます。

先日、試飲会に参加したとき、
今、「ソレラシステムで、
リザーブワインを保管しています」という
生産者が多かったのですが、
ちょっとした商業的な言い方の流行のようです。

ニコラは、ソレラは利用せず、
それぞれのロットに細かく分けて
リザーブワインを保管しています。
ウイヤージュ樽.jpg


一日の作業が終わるのは、17時半です[あせあせ(飛び散る汗)]

6年もの間、春は
南半球に醸造に行っておりましたので、
久しぶりの「春」を味わっています[かわいい]

植えたばかりの葡萄の樹に
しっとり降る春の雨[雨]

春は優しいですね・・・

春を感じられて、
とても幸せです[ぴかぴか(新しい)]

植え替え [海外のワイン]

パリ経由でいよいよシャンパーニュへ入りました[新幹線]

パリでは、ある雑誌社の方から、
取材を受けました[ペン]

甲州も、フランスへ知られるように
なったのだなあ・・・と感慨深いものがありますが、
実際に、甲州を理解してもらえるのには、
時間がかかる気がします。

それでも、同じようにワインを生産している国として、
通じ合うものはあるように思います[ぴかぴか(新しい)]


シャンパーニュに到着して、
最初の2日間は、
大きな試飲会があったので、
参加させていただきました[ぴかぴか(新しい)]

一つは、Ay、
もう一つはランスの二つ星
「レクイエール」で行なわれたのですが、
どちらも、ヴァン・クレール
(瓶内二次発酵前のワイン)が
試飲できたのが、面白かったです[かわいい]

ベースワインがどれだけ大切か
感じ入りました[ダッシュ(走り出すさま)]

そして、今日は、研修先の
「マイヤール」の醸造家の
ニコラと、畑の植替えに行きました[車(セダン)]

Bouzyに位置する
6畝ほどの小さな区画です。
マイヤール植樹.jpg

ここに、まずは、
1m20×1m10の間隔で
杭を打っていきます。
マイヤール植樹2.jpg


二人だけだったので、
今日は杭を打つだけで
終わってしまいました[あせあせ(飛び散る汗)]

ただ、最低でも
植樹して40年は、
ワインを造ることを考えると、
最初に丁寧に土台を作っておく事は
大切だと思います。

ニコラには、1歳になる男の子がいます[ぴかぴか(新しい)]

杭を植えながら、
ついニコラの息子・カミーユの
話になります[ぴかぴか(新しい)]

40年後、この畑からできる葡萄を
仕込んでいるのは、
きっとカミーユなんだろうなと思うと、
やはりワイン造りはいいものだなと
思いました[かわいい]


暑くもなく、寒くもなく、
風もあり、作業日和の一日でした[晴れ]

スタートライン☆ [海外のワイン]

今日は、醸造のお仕事ではなく、
グレイスワインのプロモーションとして
シドニーに来ています[晴れ]

グレイスワインは、今、
オーストラリアに輸出しております[ひらめき]


私の醸造家としての
始まりは、山梨にあり、
グレイスにあり、

醸造学は、
フランスで学んだものが
大きいのですが、
今でも、実地のスタートラインは
ここにあり[exclamation]と感じている
場所があります[ぴかぴか(新しい)]

ハンターバレーの「Brokenwood」ワイナリーです[ぴかぴか(新しい)]

私は2009年の醸造期に
ここで二ヶ月働き、
PJという素晴らしいワインメーカーと出会い、
醸造の仕事がどんなものであるか、
ワインメーカーとはどのようなものであるかを
学びました[ダッシュ(走り出すさま)]

今でも、私にとっての初めの
ワインメーキングスクールです(笑)[ペン]

いつもは、シドニーに来ると、
トレードや、マスタークラスで
滞在が終わってしまうのですが、
今回、一日だけハンターバレーに
行く時間をいただきました[かわいい]

低アルコールのハンターバレーの
辛口セミヨンに興味を持ち、
2009年に仕事をさせていただいた
Brokenwoodをもう一度訪問したいという
強い気持ちがありました[ぴかぴか(新しい)]


4年振りのブロークンウッドワイナリー[ぴかぴか(新しい)]
ブロークンウッド.jpg


ブロークンウッドのフラグシップワイン
「Graveyard Vineyard」の畑[ぴかぴか(新しい)]
Graveyard.jpg


あっ壁には、
2009年の醸造スタッフの名残が[ぴかぴか(新しい)]
そう言えば、スシとか、サムライなどと
呼ばれていました(笑)
2009.jpg


「アヤナは、これで
ブロークンウッドファミリーだよ」
と言ってくれた、
当時のワインメーカーのPJは
母国であるニュージーランドで
ワインを造るため、
ブロークンウッドを退社しましたが、
ブロークンウッドの醸しだす
温かい雰囲気は、変わらないまま[ぴかぴか(新しい)]

テイステイングさせていただいた
素晴らしいワインたち[ぴかぴか(新しい)]
ブロークンウッドセミヨンシャルドネ.jpg


ブロークンウッドのお隣、
テイレルズと、
Graveyardのバックヴィンテージも・・・
ハンター赤オールドヴィンテージ.jpg


私の初めてのワインスクール、
初めての先生・・・

作業のやり方も、
実地の基礎も、
ここで学びました・・・

私がスニーカーで仕事をしていたら、
PJが、ワーキングブーツを
買いに連れて行ってくれ、
今でも、PJに買っていただいた靴を、
大切に履いています[ぴかぴか(新しい)]

とても感慨深い一日でした[ぴかぴか(新しい)]

ハンターバレーの雄、
ブロークンウッドと、
そのお隣のテイレルズ。

甲州を除いて、日本食で、
一番最初にあわせたいと思うワインは、
今も昔も、ハンターセミヨンです[ぴかぴか(新しい)]




サウスオーストラリアに着きました! [海外のワイン]

サウスオーストラリアに到着して
3日が経ちました[ダッシュ(走り出すさま)]

マクラレンベールにある
Tintaraワイナリーが
今週は職場です[ぴかぴか(新しい)]
Tintara.jpg


タスマニアで収穫され、
プレスされたジュースは、
ここで発酵しています[晴れ]
Fermenter.jpg


この発酵中の果汁を
テイステイングしたとき、
何だかとても感動しました・・・
PNジュース.jpg


畑と、葡萄と、プレスされた果汁、
今まで自分が見てきたものと、
今、目の前にある、
テイステイングしている果汁が
リンクしたとき、
ワイン造りはやっぱりいいものだなと
つくづく感じました[ぴかぴか(新しい)]

たくさんのワインメーカーや
サポートがあって、
こうやって果汁がきれいに発酵していて
みんなの夢をつないで、
一つのワインになっていきますね・・・[ぴかぴか(新しい)]


そして、なんだか懐かしさも・・・[ぴかぴか(新しい)]

はるばる海を越えて、
まるで長い間会っていなかった
友達にあったような
感じでしょうか・・・[わーい(嬉しい顔)]


そしてもうひとつ、
今日は忘れらない出来事が・・・[ぴかぴか(新しい)]

二人のオーストラリア
を代表するワインメーカーと
一緒に時間を過ごしたことです[ぴかぴか(新しい)]

オーストラリアいちの
スパークリングワインメーカー
と呼ばれる
House of Arrasのワインメーカー、
エド・カーと、

オーストラリアで最も優れた
白ワインメーカーと言われる
Grossetのジェフェリー・グロセット
と一緒にテイステイングしたことです[ぴかぴか(新しい)]
テイステイング.jpg

「少しは甲州の役に立ったかな?」
「アヤナの期待に添えたかな?」

醸造家どうしで、
シークレットはありません。

この日のことを
生涯忘れることはないと思います[かわいい]

そして、いつか〝Serious ordinary Koshu"を造って、
二人の偉大なワインメーカーに
恩返しができるように、
今まで以上に努力していきたいと思います。

南タスマニアへ、そしてサウスオーストラリアへ [海外のワイン]

イーストコーストから、
いよいよ南タスマニアへ向かいます[車(セダン)]

Swanseaという町で
まず休憩[かわいい]

ベリーファームで、苺の
アイスクリームを頼むと・・・
こんなに大きかった[ひらめき]
ベリーファーム.jpg

他にも、とても美味しいコーヒーの
カフェが、Oxfordという町にも
あると聞いたのですが、
味のしっかりしたコーヒーは、
口にしないことにしているので、
ここからは、ホバートへ向けて
寄り道せずに走ります[ダッシュ(走り出すさま)]

のつもりが・・・
ついつい足を止めてしまいました。
まるで夢の中にいるみたい・・・
イーストコーストからホバートへ2.jpg

ホバートに着いて、
まず行ってみたかった
モナ美術館を訪ねます[ぴかぴか(新しい)]

オーストラリアいち有名な
モダンアートの美術館で、
コンラッド東京の支配人の
グレゴールさんも、
「タスマニアに行くならぜひ[exclamation]
とおすすめしてくれた美術館です[ぴかぴか(新しい)]
モナ2.jpg


そして、南タスマニアの
ワイナリーを訪ねました[ぴかぴか(新しい)]

日本でも人気の高い
「ステファノ・ルビアナ」ワイナリー[ぴかぴか(新しい)]
ステファノルビアナ.jpg

スパークリングと、
ピノノワールが気に入りました[exclamation×2]

スパークリングは、
日本へ輸入されているそうですので、
ピノノワールを購入しました[ぴかぴか(新しい)]


そして、Bay of Firesのワインメーカー
ピーターと合流して契約畑へ[ぴかぴか(新しい)]
ピーター.jpg

Derwent Valleyと言われるこのワイン産地ですが、
ワイナリーにいるときから、
プレスしていて素晴らしい果汁だな
と感じるのは、ここの葡萄が多かったです。

とてもロッキーな土壌です[ひらめき]
ラザーウッド土壌.jpg


一緒に顆粒を味見しながら、
あとどれくらいで収穫かどうか
デイスカッションします[かわいい]
ラザーウッドの畑で.jpg


MV6という遅めに熟期を迎える
ピノノワールのクローン。

収穫はもうすぐ[ぴかぴか(新しい)]
TopBottomラザーウッドMV6.jpg


帰り際、ピーターが
こんなことを言っていました。

「科学的でも何でもないけれど、
ポプラの色が変わり始めると、
MV6の季節だなと思うんだ」

ちょっと素敵ですよね・・・[ぴかぴか(新しい)]


そして、いよいよ
ホバートの空港から
サウスオーストラリアへ向かいます[飛行機]
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