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ロンドンから戻りました! [甲州について]

昨日、ロンドンにおける初めてのプロモーションから帰国しました。

甲州の手ごたえを感じた一週間を早速報告いたします!

グレイスワインのメルマガを通して、ロンドンより一度リポートさせていただいたので、内容が重複してしまうかもしれません。ご了承ください。


1月11日
山梨県の横内知事、甲州市の田辺市長が、ともにロンドン入りし、プロモーションへの激励会を催してくださいました[ぴかぴか(新しい)]


1月12日
日本大使館にて、Japan society関係者の方々を招き、甲州の試飲会を行いました。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100113-OYT8T01367.htm

私自身、フランスに留学中、少しでも甲州を紹介したいという思いがありました。そんな時、実際にバックアップしてくださったのは、フランス在住の日本人の方々でした。
海外に暮らせば、誰もが感じる日本への思い。

いずれ、ロンドンでいざ甲州が売られるようになれば、必ずご声援いただける方々と出会うことができました。


1月13日
高級和食レストラン「umu」にて、トップワインジャーナリスト&マスターソムリエを招き、甲州と和食のマリアージュ会を行いました。
ジャンシスロビンソンMW、マイケルブロードベンド、スチーブンスパリエ、オズクラーク、ジェイミーグッド、アンソニーローズ・・・ワイン業界のオールスターズが総勢21名。
雪が降る日で、コンサルを務めるリーンシェリフMWは、後に、「このオールスターズが、誰一人欠席することなく来てくださったのは、すごく稀なことなのよ!」と教えてくれました。
一人だけ、遅刻者がいらっしゃったのですが、サウスイングランドに住むジャーナリストで、雪で電車が止まってしまい、車で空港まで乗りつけ、ガトウイック空港から急行を使って駆けつけてくれたとのこと。彼も、もちろん、A1ジャーナリストの一人,チャールズ・マトカルフェでした。
UMU1.JPG
「とても素晴らしい会でした!」と参加した多くの方からコメントをいただきました。
また終了後、マイケルブロードベンドや、アンソニーローズから、早く手に入れたい。そんな電話もリーンさんのもとに届いたようです。

夜は、商工会の賀詞会に参加。
挨拶をしてくださった、ロンドンの商工会会頭、大使、山梨県知事の三人がそろって、甲州を取り上げてくださいました。
このとき、私は、ついているという言葉では済まされないような、ご縁を感じました。
リーンさんにしても、これほどすごい方が、熱心に甲州のマーケテイングをしてくださることにしろ、本当に甲州の時代なのかもしれません!!


1月14日
この日は、JETROとのミーテイングと、市場調査。
JETROとのミーテイングでは、「甲州が、日本食や日本の何かとしての流通ではなく、世界の中の一つのワインとして流通して欲しい・・・」との思いを新たにしました。

市場調査として、高級スーパーのウエイトローズを見学、フォートナム&メイソンのワインショップへ。
私は、イギリスのスパークリングNyetimberの2001年を購入しました!

その後、ハンドクラフトワインセラーズへ。
こじんまりとしたワインショップですが、とてもセレクトされていました。
そこでリーンさんと、お店のマスターオブワインの方が、小さなセミナーを開いてくれました。

プイヒュメ、スペインのアルバリーニョ、南アのシュナンブランが並びました。

テロワールとミネラル感を表すピュイフュメ、タパスと一緒にグラスワインとして大成功したセミアロマテイック系品種のアルバリーニョ、NZのソーヴィニヨンブランと並び、ロンドンでグレイトサクセスストーリーを持つ、南アのシュナン・・・
どれも、甲州のお手本にしたいお話ばかりでした。そして、どれも、15ポンド前後のワイン。甲州がUKで戦っていかなければならないワイン達です。
リーンさんと、お店の方のご好意に感謝です。

また、今回の市場調査で、日本食がかなりブームにあることも知りました。
これから、どの国も「日本食に合うワイン」として、プロモーションをかけてくることでしょう。でも、ドイツワインでもなく、オーストリアワインでもなく、スパークリングでもなく、甲州がやはりその先頭に立たなければいけない!そう決意しました。


1月15日
最も大切なビックワインテイステイングを、イマジネーションギャラリーで行いました。
前日ブルゴーニュの試飲会も行われており、光が差し込む明るい空間で、最高の場所でした。
180名余りの登録があり、多くのMW、レストラン関係者が訪れてくれました。

この日は、グレイス甲州08、グレイス茅ヶ岳08、グレイス茅ヶ岳09(タンクサンプル)をサービス。
山梨ワインさんと.jpg
山梨ワインの野沢さん、ちょっとうちのボトルにかぶってますけど、プロモーション中いつも荷物持たされてた苦労を、ちゃんと書いておいてあげます(笑) 山梨ワインの甲州も人気でした。


ジャンシスロビンソンMWも前々日に引き続いて、いらっしゃってくれました。
緊張のせいか、かなり恐い顔で説明しちゃってました(笑)
ビッグワインテイステイング 圧縮.JPG




すごく長くなってしまってスミマセン。。

甲州を可能性を感じたことと同時に、戦いに入った。そう実感しました。
この週は、ロンドンで最も大切と言われたブルゴーニュ、NZの試飲会がありました。
そこに甲州は、入り込んだのです。

フランスのワインはロンドンにおいて、たった10年余りで、30%のシェアを失いました。
今、プロモーションで盛り返していますが、専門家の間では、ブルゴーニュの試飲会は、有力なライバルとしてみなされるNZワインの試飲会にわざとぶつけたという見方もあるそうです。

甲州に将来があることは分かりました。
これから、どう戦っていくか。今後はもっと大変です。

また、造り手として、自社畑できちんと甲州を栽培する大切さ。今の甲州に足りないものを突きつけられた一週間でもありました。


なお、この模様は、19日夜のNHKBS経済最前線、20日のおはよう日本(場合によっては、他のニュースとの関係で、飛ばされてしまうかもしれません)で放送される予定です。
お時間のある方、ぜひぜひご覧ください[ぴかぴか(新しい)]


NHKの取材を受ける社長。横には、ジャンシスロビンソンMWとのツーショットをすかさず撮ってくれた県庁の仲田さん。
NHK取材.jpg


最後になりましたが、リーンさん、結花さん、社長、広報担当のADKのみなさん、県の方々、他のワイナリーのみなさん本当にお疲れ様でした。
お手伝いいたただいた、るみちゃん、通訳の方々にも心からお礼を申し上げます。
ロンドン お疲れ様.jpg



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