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クリオマセレーション [海外のワイン]

白ワインを醸造するときに、クリオエクストラクションと言って、葡萄を凍らせてプレスをする方法が知られています。糖度の高い果汁のみ手に入れることが目的ですが、カテナでは今年、赤品種のマルベックを凍らせてマセレーション(抽出)をする実験が行われています。

タンクに、ドライアイスを入れ、0度以下にします。発酵前に、温度を一度下げる方法を「コールドマセレーション」と言いますが、コールドマセレーションの温度は、大体5度から10度くらいの間で行われます。なので、カテナが実験しているのは、コールドマセレーションよりさらに温度の低い「クリオマセレーション」ということになります。

色素をより抽出するためですが、見ていてとても面白い方法です。ドライアイスの入ったタンク[雪]
クリオマセラシオン1.jpg

しかし、ただ面白いからというだけではいけないと思います[exclamation] 他のワインメーカーの人たちとも話していましたが、色素を抽出する方法は、他にもあります。ドライアイスはとても高価です。これから統計を取り、どれくらいの効果があるかを見ていかなければいけません。

これとは全く別ですが、私も小さなタンクを実験用にいただきました[ぴかぴか(新しい)] 責任がついてくると全然違ってくるので、マルベックにもっともっと近づいていきたいと思います。マルベックをもっと知ることができれば、メンドーサの風土や人ももっと理解できるような気がするのです。
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