クルーガー
10代の頃から旅をしていますが、今まで一番印象に残っているのは、インドで見たガンジス川です
5年前にステレンボッシュ大学院に留学していたとき、それと同じくらい強い思いで、見にいけたらいいなと思っていた場所がありました 1ヶ月という短い期間でしたし、最語に試験が3つあったので結局叶うことはなかったのですが、クルーガー国立公園に行けたらいいなと思っていました
ケープタウンにいると、つい自分がアフリカにいることを忘れてしまうのですが(笑)、クルーガーはサファリで有名な場所で、野生の動物がたくさん見ることができます。動物園ではなく、日本の四国ほどの面積の自然保護地区に野生の動物が住んでいて、サファリ(ゲームドライブ)と言ってそれを見ることができます とても広いので、車で回るか、レインジャーというドライバー兼案内役をつけるかします 来ているひとたちの99%は、家族連れやカップルですが、私のように一人で行っても、愉しむことができます(笑) ただやっぱり、こういう経験は一人よりも、感動をシェアしたいですよね
先週末、私は念願が叶い、クルーガーに行き、この経験が今、とても大きなものだったことを実感しています。
もちろん、ビッグファイブと言われる野生の動物を見られたこともすごくラッキーなことだったと思いますが(動物園ではないので、何も見られない日もあれば、ライオン、白サイ、象などの貴重な動物たちを次々に見られる日もあります)、彼らがどのように自然の中で生きているか、少しでも触れることができ、今感動を覚えています。
見た動物たちをアップしていきますね
もののけ姫のインパラたち
しまうまも群れを作って生活しています
きりんは平和です
きりんの背中に小鳥たちが止まっていますが、これは動物につく虫を鳥が食べているそうです。大自然の中で、動物たちはそれぞれのテリトリーで支えあって生きています。
ちょっと見えづらいのですが、かばが沼にいます。
かばは、太陽が苦手で、日中は水の中で暮らします。ただ泳げるのではなく、水の中を歩くと言う感じなのだそうです。出産も水の中で行なうと言うので、お母さんかばはすごいですね!
いよいよビッグファイブの登場です!ライオン、サイ、ひょう、象、バッファローは、ビッグファイブと呼ばれ、南アフリカ紙幣の写真にもなっているのですが、サファリの注目です
アフリカ象です!象は賢い動物なので、野生の象を人間が慣らせようとしてもそれは難しいそうです。
象は木も食べますが、地面の草も長い鼻を使って上手に食べます。ただ木を食べるときは、木に突進していくので、象が通った後の木がなぎ倒されています(笑)
私は、レインジャー(ドライバー)と、トラッカー(動物の足跡を見ながら動物がどこにいるかを辿るひと)と一緒に回っていたのですが、象が大きいのと、木が倒されているのとで、象を見つけるのはそれほど難しくないそうです。
レインジャーとトラッカーはこんな風に足跡をたどって動物がどこにいるか予想しています。
ライオンです。当たり前ですが、鬣があるほうがオスです(笑)。雄ライオンは、とてもプライドが高いので、たいていメスライオンと行動するそうです。二匹のそばには、餌になったバッファローの姿がありました。
夕方だったので、写真が見づらくてすみません。生後3ヶ月くらいの子ライオンです
車を見つけると、興味津々にそばまで寄ってきてかわいい
でも、お母さんライオンは、ずっと耳を立てて警戒していました。お父さんライオンがいなかったのですが、たまに、お父さんライオンが、オスの赤ちゃんライオンを殺してしまうため、お母さんライオンは、子供を連れて別にいることがあるそうです。
白サイです。サイがこんなにきれいな動物とは知りませんでした
サイの角はいまだに密猟が絶えず、1kgに換算すると、金の2倍の価格がつくそうです。中でもアジア人が多く、密猟と言うのか、角だけを切り取って法律外で持ち帰るのだそうです・・・悲しいです。
バッファローです。バッファローは、実は、ビッグファイブの中で最も危険な動物だそうです。
さきほどライオンの餌になったバッファローのことを書きましたが、バッファローは、時に、メスライオンも殺すことがあり、大変凶暴な動物であることをレインジャーが教えてくれました。夜にも車で回ったのですが、そのとき、バッファローの群れと出会い、それはそれはきれいでした 写真は、昼間に出会ったバッファローです。
ビッグファイブの中でもっとも目にかかりにくいと言われるヒョウですが、私は、寸前のところで見逃してしまいました。ケープタウンに戻るため、空港に向かっていると、レインジャーが、「ちょっとだけ行ってみよう!」と急にUターンをしたので、何かと思っていたら、別のレインジャーがひょうを見つけたので、その場所に急いで向かっていたのでした。しかし、着いたときには、もう茂みの向こうでした。
代わりにチーターの写真を載せます(笑)ただ、チーターも決して見つけやすい動物ではないそうです。
ヒョウは夜に行動しますが、チーターは、昼間に行動します。またヒョウのほうが一回り大きく、顔の様子も異なっているそうです。獲物を探しているのかな・・・?
私があっと思ったのはそのときでした。チーターの一匹が、足を痛めていたのです。この二匹は、私はてっきりカップルだと思っていたのですが、レインジャーによれば、二匹ともオスとのこと・・・足の悪いチーターを支えながら、二匹で懸命に生きているのだと思うと、感動が止まりませんでした。繕い合う二匹・・・
夕日・・・日が落ち、日が昇ればまた新しい朝の始まりです。
南アフリカのワイン産地では、たいていのワイナリーがイースター(今年は、4月二週目の週末)前に、収穫を終えます。
これは、イースター前後で、冬模様に気候が変わり、雨が増えること、イースターホリデーで子供たちの学校が休みになるので、醸造期に子供たちと一緒に過ごす時間がない栽培家、醸造家たちがそれまでに仕込みを終えて、イースターは家族と一緒に過ごすと言う、家族を大切にする南アフリカならでのならわしが影響しているようです(笑)。
それを知らなかったので、段々仕事が減る中で、イースターを境に、ここから南米に再び行くことに決めました 行き先は、去年と同じメンドーサのカテナです。2カ国をはしご?するのは初めてですし、再び同じワイナリーで働くのも初めてですが、去年、「また来年もおいで」と言ってくれたチーフワインメーカーのことを思い出し、メールをしたところ、快く了承してくれました…。またアルゼンチンの様子もブログでお伝えしますね
南アフリカを去るときが段々と近づいています。
大雨の中、びしょぬれになりながら、サファリドライブしたことも面白かったです。そのとき、デジカメを持っていて、あの大雨後、少し調子が悪かったのですが、1日したらまた元に戻ったみたいです。日本のカメラはすごいですね(笑)!
ケープタウンの空港に着くと、笑顔のダンカンが迎えに来てくれていました しかし足元を見ると靴を履いていない・・・(笑)
サーファーでもあるダンカンは、海にたぶん行ってたんだと思います ほんと、ダンカンのワイナリーを去るときは、寂しくなるだろうなあ…
5年前にステレンボッシュ大学院に留学していたとき、それと同じくらい強い思いで、見にいけたらいいなと思っていた場所がありました 1ヶ月という短い期間でしたし、最語に試験が3つあったので結局叶うことはなかったのですが、クルーガー国立公園に行けたらいいなと思っていました
ケープタウンにいると、つい自分がアフリカにいることを忘れてしまうのですが(笑)、クルーガーはサファリで有名な場所で、野生の動物がたくさん見ることができます。動物園ではなく、日本の四国ほどの面積の自然保護地区に野生の動物が住んでいて、サファリ(ゲームドライブ)と言ってそれを見ることができます とても広いので、車で回るか、レインジャーというドライバー兼案内役をつけるかします 来ているひとたちの99%は、家族連れやカップルですが、私のように一人で行っても、愉しむことができます(笑) ただやっぱり、こういう経験は一人よりも、感動をシェアしたいですよね
先週末、私は念願が叶い、クルーガーに行き、この経験が今、とても大きなものだったことを実感しています。
もちろん、ビッグファイブと言われる野生の動物を見られたこともすごくラッキーなことだったと思いますが(動物園ではないので、何も見られない日もあれば、ライオン、白サイ、象などの貴重な動物たちを次々に見られる日もあります)、彼らがどのように自然の中で生きているか、少しでも触れることができ、今感動を覚えています。
見た動物たちをアップしていきますね
もののけ姫のインパラたち
しまうまも群れを作って生活しています
きりんは平和です
きりんの背中に小鳥たちが止まっていますが、これは動物につく虫を鳥が食べているそうです。大自然の中で、動物たちはそれぞれのテリトリーで支えあって生きています。
ちょっと見えづらいのですが、かばが沼にいます。
かばは、太陽が苦手で、日中は水の中で暮らします。ただ泳げるのではなく、水の中を歩くと言う感じなのだそうです。出産も水の中で行なうと言うので、お母さんかばはすごいですね!
いよいよビッグファイブの登場です!ライオン、サイ、ひょう、象、バッファローは、ビッグファイブと呼ばれ、南アフリカ紙幣の写真にもなっているのですが、サファリの注目です
アフリカ象です!象は賢い動物なので、野生の象を人間が慣らせようとしてもそれは難しいそうです。
象は木も食べますが、地面の草も長い鼻を使って上手に食べます。ただ木を食べるときは、木に突進していくので、象が通った後の木がなぎ倒されています(笑)
私は、レインジャー(ドライバー)と、トラッカー(動物の足跡を見ながら動物がどこにいるかを辿るひと)と一緒に回っていたのですが、象が大きいのと、木が倒されているのとで、象を見つけるのはそれほど難しくないそうです。
レインジャーとトラッカーはこんな風に足跡をたどって動物がどこにいるか予想しています。
ライオンです。当たり前ですが、鬣があるほうがオスです(笑)。雄ライオンは、とてもプライドが高いので、たいていメスライオンと行動するそうです。二匹のそばには、餌になったバッファローの姿がありました。
夕方だったので、写真が見づらくてすみません。生後3ヶ月くらいの子ライオンです
車を見つけると、興味津々にそばまで寄ってきてかわいい
でも、お母さんライオンは、ずっと耳を立てて警戒していました。お父さんライオンがいなかったのですが、たまに、お父さんライオンが、オスの赤ちゃんライオンを殺してしまうため、お母さんライオンは、子供を連れて別にいることがあるそうです。
白サイです。サイがこんなにきれいな動物とは知りませんでした
サイの角はいまだに密猟が絶えず、1kgに換算すると、金の2倍の価格がつくそうです。中でもアジア人が多く、密猟と言うのか、角だけを切り取って法律外で持ち帰るのだそうです・・・悲しいです。
バッファローです。バッファローは、実は、ビッグファイブの中で最も危険な動物だそうです。
さきほどライオンの餌になったバッファローのことを書きましたが、バッファローは、時に、メスライオンも殺すことがあり、大変凶暴な動物であることをレインジャーが教えてくれました。夜にも車で回ったのですが、そのとき、バッファローの群れと出会い、それはそれはきれいでした 写真は、昼間に出会ったバッファローです。
ビッグファイブの中でもっとも目にかかりにくいと言われるヒョウですが、私は、寸前のところで見逃してしまいました。ケープタウンに戻るため、空港に向かっていると、レインジャーが、「ちょっとだけ行ってみよう!」と急にUターンをしたので、何かと思っていたら、別のレインジャーがひょうを見つけたので、その場所に急いで向かっていたのでした。しかし、着いたときには、もう茂みの向こうでした。
代わりにチーターの写真を載せます(笑)ただ、チーターも決して見つけやすい動物ではないそうです。
ヒョウは夜に行動しますが、チーターは、昼間に行動します。またヒョウのほうが一回り大きく、顔の様子も異なっているそうです。獲物を探しているのかな・・・?
私があっと思ったのはそのときでした。チーターの一匹が、足を痛めていたのです。この二匹は、私はてっきりカップルだと思っていたのですが、レインジャーによれば、二匹ともオスとのこと・・・足の悪いチーターを支えながら、二匹で懸命に生きているのだと思うと、感動が止まりませんでした。繕い合う二匹・・・
夕日・・・日が落ち、日が昇ればまた新しい朝の始まりです。
南アフリカのワイン産地では、たいていのワイナリーがイースター(今年は、4月二週目の週末)前に、収穫を終えます。
これは、イースター前後で、冬模様に気候が変わり、雨が増えること、イースターホリデーで子供たちの学校が休みになるので、醸造期に子供たちと一緒に過ごす時間がない栽培家、醸造家たちがそれまでに仕込みを終えて、イースターは家族と一緒に過ごすと言う、家族を大切にする南アフリカならでのならわしが影響しているようです(笑)。
それを知らなかったので、段々仕事が減る中で、イースターを境に、ここから南米に再び行くことに決めました 行き先は、去年と同じメンドーサのカテナです。2カ国をはしご?するのは初めてですし、再び同じワイナリーで働くのも初めてですが、去年、「また来年もおいで」と言ってくれたチーフワインメーカーのことを思い出し、メールをしたところ、快く了承してくれました…。またアルゼンチンの様子もブログでお伝えしますね
南アフリカを去るときが段々と近づいています。
大雨の中、びしょぬれになりながら、サファリドライブしたことも面白かったです。そのとき、デジカメを持っていて、あの大雨後、少し調子が悪かったのですが、1日したらまた元に戻ったみたいです。日本のカメラはすごいですね(笑)!
ケープタウンの空港に着くと、笑顔のダンカンが迎えに来てくれていました しかし足元を見ると靴を履いていない・・・(笑)
サーファーでもあるダンカンは、海にたぶん行ってたんだと思います ほんと、ダンカンのワイナリーを去るときは、寂しくなるだろうなあ…
2012-04-02 03:27