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ギャップ [甲州について]

ちょっと悲しかった出来事がありました[ふらふら]

先日のテレビの放映を見たという農家の方から、電話をいただきました[電話] 
私が、「甲州はワイン専用品種」とテレビで言ったことに対し、「間違ってる!甲州は、生食用だよ!」との言葉。
「甲州はワイン専用品種だよ!」と言いたくなるのをぐっとこらえ、頭をめぐらします。
ワイン醸造にまわす葡萄は二流。という考え方が、その農家さんにはあったのではないでしょうか[ひらめき]

その昔、勝沼では、生食用にまわすことができない葡萄で、ワインを造っていた時期がありました。それが、まさに昔の一升瓶ワインでした。
今でも、巨峰や、マスカットのファミリーのように、生食用葡萄によっては、醸造用葡萄よりもはるかに高値で取引されます。

甲州が、ヴィティス・ヴィニフェラというワイン専用品種であるのは真実。
でも、甲州は1000年以上、生食用として栽培されてきたのも、事実。

私は、甲州が生食用として紹介されることを、どこかで恐れています。
2013年のソムリエ世界大会のイタリア代表に選ばれたファビオ氏は、かのサンジョベーゼもワイン法が制定されるまでは、生食用として使われていたと言います[ダッシュ(走り出すさま)] そう考えると時間が解決してくれる問題かもしれませんが、海外においては、生食用と言うと、ワイン醸造に向かない品種、そう捉えられてしまうことでしょう。

これを機会に、甲州を生食用と呼ぶのはもうやめませんか・・・?
皆さんと一緒に力を合わせて、甲州ワインのブランドイメージを守ることができたら幸いです。

まだまだ遠い、甲州に賭ける自分の夢。

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