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海外のプロモーションへ出ています [グレイスワインリリース情報]

「彩奈さん、忙しいのでしょうか・・・最近ブログ更新されていないですね・・・」という有難い声をいただき、久しぶりにブログを更新します(笑)[exclamation]

1月末に、山梨県酒造組合の研修でボルドーとブルゴーニュへ行き、そのあとは、いったん日本へ帰国し、先週から、オーストラリア、シンガポール、マレーシアとプロモーションをしています[あせあせ(飛び散る汗)]

オーストラリアは、2年前から本格的に輸出を始め、甲州が少しづつ認知されていることを嬉しく思います。
始めは、「中国でワインを造っているのは知っていたけれど、日本でも造っているんだね!」と言われたりしました。そのたび、日本には、東京市場という強い味方がいるけれど、このままでは、日本のワインの歴史は誰の目にもとまることなく、過ぎていくのではないか・・・という不安がよぎりました。
世界中の国からワインが集まるオーストラリアの商談では、やはり、ワインを提供するとき、緊張が走ります。
でも、その緊張感が心地よかったりもして、そのあと「すごくいい!」という言葉が出ると、造りの苦労は全て忘れます(笑)


シンガポールは、正直戦略もなかったのですが、人とのご縁があり、始まったばかりです。マーケテイングはまだまだ勉強中ですが、そういう人と人とのつながりが、グレイスに合っていると思っています。
いくつかテイステイングや、ワインデイナーのイベントを行ないましたが、どれも大変な好評をいただき、日本への関心がうかがえました。シンガポールへ行くと、最近はアジアという感じがしません(笑)が、「グレイスのワインがシンガポールで飲めるのを待っていた」そう言ってくれる、シンガポール人のお客さまにも出会い、輸出を始めて本当に良かったと思っています[ぴかぴか(新しい)] これは、余談になりますがシンガポールで食べる日本食は、どこの国の日本食よりも、日本のものに近いです[ぴかぴか(新しい)]


シンガポールのパートナーが、マレーシアサイドでもデイストリビューターをしているので、このたび初めてマレーシアでプロモーションを行ないました。
マレーシアでは、人口の70%がマレーというイスラム教徒の国なので、アルコール税が非常に高いです(正直、私には、ワインにどうして税金がかかるのか、幼い頃からの疑問です笑)。そこで非常に高価なワインになりますが、甲州を気に入ってくれるお客さまは多く、私もこの素敵な国で、甲州がぜひ飲まれるようになればと思っています。

マレーシアは、マレー料理の影響で、辛い食べ物が多いのですが、シンガポールと少し違うのは、マレーシアの中華は広東料理ですので、繊細です。私は、甲州と広東料理はよく合うと思っています[レストラン] 言葉も同様で、シンガポールでは、英語とマンダリンが公用語ですが、マレーシアでは、英語と広東語、マレー語が公用語になります。


私が、マレーシアで痛切に感じたことは、デイストリビューターとのパートナーシップということでした。「高い」「白ワインはなかなか売れない」そう顧客に言われながら、一所懸命頭を下げてくれているデイストリビューターの姿を見ながら、自分には何ができるだろうかと考えずにはいられませんでした。
もっともっといいワインを造らなければいけないし、ブショネは出してはいけないし、何とか自分の造るワインで、たくさんの幸せも造ることができたら・・・と願うようになりました。

今までは、ワインは自然が造るもので、ただそれに実直に生きることがワイン造りだと思っていましたが、一人の造り手として、今はどれだけの人を幸せにできるかということを背負うようになり、それもまた生き甲斐に感じています。

来週からは、いよいよKOJのプロモーションで、ロンドンと、パリに行きます[飛行機]





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