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今年もKOJプロモーションに行ってきました [甲州について]

今年で3年目となるKOJのプロモーションに行ってきました[飛行機]

今年は、ロンドンのトップジャーナリスト、専門家、愛好家のみなさま向けの試飲会のほか、パリでも試飲会を行ないました[exclamation]

パリのOIVの試飲会場にて[晴れ]
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試飲会の様子は、The Japan Timesでも紹介されていました[晴れ] http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120223f3.html


パリの日本文化会館では、専門家、愛好家のみなさま向けにセミナーを担当しました[exclamation]
Utubeに乗っていますので良かったらご覧になってください[かわいい]
“Koshu-Le vin blanc japonais”
http://www.youtube.com/watch?v=390TvAX6QI0


恒例となったロンドンでの大試飲会では、身を乗り出して説明していました(笑)[ぴかぴか(新しい)]
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大試飲会で毎年お会いするお客様がいます[ぴかぴか(新しい)] そういう方たちのほとんどが、去年のテイステイングノートを持参していらっしゃいます。「毎年向上している」「最後まで見届けるからね」という言葉を頂戴すると、より一層努力をしていかなければならないと身が引き締まります[ダッシュ(走り出すさま)]

そして毎年お手伝いくださるロンドン在住の天津さん[ぴかぴか(新しい)] いつもお気遣いありがとうございます[ぴかぴか(新しい)] 今年は弟もブースでお手伝いです[わーい(嬉しい顔)]
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会場のイマジネーションギャラリーです[ぴかぴか(新しい)]
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イマジネーションギャラリーには、光が差し込む窓があり、開放的な雰囲気です。こういった場所選びも、KOJのデザインも、センスの高さが求められます[あせあせ(飛び散る汗)]

ジャンシスロビンソンMWによる甲州セミナーも行なわれました[ぴかぴか(新しい)]
http://www.youtube.com/watch?v=g6dNDDU9nZc&feature=related


KOJのアドバイザーであり、MW協会の会長を努めるリンシェリフMWの愛好家向けのセミナーもUtubeにアップされています[ぴかぴか(新しい)]
http://www.youtube.com/watch?v=0xJg7lJBN_Q&feature=related

KOJの参加ワイナリーのうち、6社は既に輸出を始め、他のワイナリーもどんどん動き出しています[ダッシュ(走り出すさま)] 今回、感じたことは、甲州のヨーロッパ進出が与えたインパクトは大きいと思いますが、醸造家として、ロンドンという世界で最も厳しい市場に挑戦することで、ワインの酒質にも大きな変化をもたらしたと感じています。中でも、マイケルブロードベント氏は、トップジャーナリストの試飲会を終えた後、KOJのアドバイザーであるリンシェリフMWに二度にわたり連絡をし、毎年酒質の向上が見られるということを嬉しそうに伝えてくださったそうです[ぴかぴか(新しい)]


EUに輸出するための甲州を仕込むに当たり、最も高い壁は、補糖量をかなり抑えなくてはならないという点です。アルコールには、味わいにボリュームが出ること、香りの揮発量が増すなどの効果があり、ここ最近まで、風味がやわらかい甲州には、ある程度のアルコールは必要だと考えられていました。

今でこそ、アルコール11%の甲州も、KOJの仲間内では抵抗無く捉えられていますが、これは一社だけではなく、KOJという組織全体の力でここまで到達できたと思っています。アルコールに頼るのではなく、原料葡萄の高品質化に向けて取り組みを強化しているワイナリーもあり、やはり、これがワイン造りの原点だと感じています。
生前、麻井宇介先生は、「日本のワイナリーには、ロンドン市場で勝ち残っていく厳しさが無い」とこぼしていたと父から聞いたことがあります。切磋琢磨していくうち、甲州のアルコール度数の変化に見られるように、今まで、到底無理だと考えられていたことが、いつの間にか普通になっていて、あっと驚くような甲州が誕生するような気がしています。

只今、グレイスワインは、ロンドンのみならず、オーストラリアやシンガポールへ輸出されています[飛行機]
「甲州を応援したい」「グレイスワインを待っていた」そう声をかけてくださるお客様がいる限り、海外へもお届けしたいと思っています。

オーストラリアへ先月プロモーションへ行ったときには、あるジャーナリストの女性にお会いしました。レストランで初めてグレイスを味わってから、虜になったようだと笑ってくれました[わーい(嬉しい顔)] その後彼女は、来日した際、興味深々で違う造り手のワインも味わったそうです。彼女の中ではすっかり「日本ワインは美味しい」というイメージになっているそうで、日本のリーデイングカンパニーでありたいとつくづく感じた出会いでした。


しかしながら、こうやって、海外で順調にお仕事できるのも、日本でサポーターとなってくださる皆様の存在があるからだといつも想っています。どうか、変わらずグレイスワインの海外展開を温かく見守っていただければ嬉しく存じます。

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