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南アフリカに来ています [ブドウ栽培とワイン醸造について]

今、南アフリカのワイナリーで働いています[ダッシュ(走り出すさま)] 日本のオフシーズンと、南半球の繁忙期が重なるので、この時期になると、毎年南半球のワイナリーで働きます[ダッシュ(走り出すさま)]

ワイナリーからの風景[ぴかぴか(新しい)]
ワイナリーからの風景.jpg


もう5年ほど前のことになりますが、ステレンボッシュ大学院で、コブスハンター教授の葡萄の生理学コースを1ヶ月ほど受講していました[本] たった一ヶ月の間に試験が3つあったので(笑)、なかなかワイナリーを見たりする時間がなく、いつか、この美しい国に戻って来られたらいいななどとずっと思っていました[リゾート] また、当時、フランスとはまた違った角度からのアプローチに感動したことも大きかったです。


今、働いているワイナリーは、Cape Point Vineyardsといいます[ぴかぴか(新しい)]
日本では、南アフリカワインと言うと、シュナンブランや、ピノタージュのイメージが強いかと思いますが、Cape Point Vineyardsでは、メインは、ソービニヨンブランで、シュナンブランや、ピノタージュは造っていません。

Cape Point Vineyardsのソービニヨンブラン[かわいい]
SB in clates.jpg


5年前も感じたのですが、ワインメーキングサイドでは、シュナンブランや、ピノタージュにそこまでこだわっているわけでないようで、「日本では、南アフリカというと、シュナンブランとピノタージュなんですよ」と言うと、「えっ?そうなの??」と言う造り手が多いです(笑)

Cape Point Vineyardsは、喜望峰の近く、というと場所が分かりやすいと思います[ぴかぴか(新しい)]

大西洋からの風がフレッシュな海洋性気候で、日差しは強いですが、すごく陽が長いと言う感じはありません[晴れ] 南アフリカでは、葡萄が熟す前に、糖度が上がりすぎてしまうことが多く、ワインメーカーのダンカンは、「アルコールは低めに、葡萄のフレーバーは保つ」ということに挑戦しています[exclamation] 私も、状況は違っても、低アルコールで、葡萄の風味をどれだけ残せるかということを甲州で取り組んでいるので、共感しながら働いています。

ダグノーで研鑽を積んだワインメーカーのダンカンは、何とか、人と違うワインを造ってみたいという気持ちがとても強い方です[かわいい] 

ダンカンとチームのメンバー[ぴかぴか(新しい)]
バンジ、ジェロマイヤー、ダンカン.jpg


例えば、通常は、南アフリカでは、5hlほどの容器を収穫箱として運ぶことが多いのですが、ここでは、20kgの小さな収穫箱を使います。労力はかかりますが、葡萄へのダメージを少なく、運ぶことができます。(ちなみに日本では、10kgの収穫箱を使っているところがほとんどです)
CPV clates.jpg

他にも、面白いお話がたくさんあるので、また順を追ってアップしていきますね[ぴかぴか(新しい)]


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