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箱洗い [ブドウ栽培とワイン醸造について]

三澤農場では、来月から収穫を始めようと思っているので、ワイナリーの機械整備や箱洗いを大急ぎでしているところです[あせあせ(飛び散る汗)]

小さい頃、箱洗いが始まると、「今年も醸造期が始まるんだなあ~[ひらめき]」と思っていたのを思い出します。その頃、祖父母の畑は猫の額ほどで、ほとんとが農家さんとのやりとりでぶどうを買っていたので、今のように、「おっ開花だ」とか、「ヴェレゾンが始まったな」と、葡萄の一年を追うよりは、「ハウス栽培の葡萄が出始めた」とか、「路地のデラウエアが始まったな」というように、段々活気付いてくる町の様子に、醸造期を感じていたように思います[ダッシュ(走り出すさま)]

そして、ワイナリーから収穫箱を洗う高圧洗浄機の音が聞こえてきたり、機械の整備の音が聞こえてくると、いよいよ[exclamation×2] という感じがして、わくわくしました。もちろん当時は、ワイン造りの大変さは理解できていませんでしたが、これから迎える実りの秋に、今も昔も変わらず心を躍らせています[るんるん]

「きれいな収穫箱じゃないと、農家さんはきれいなお葡萄を入れてくれないんだよ」と言われた昔、収穫箱の隅を歯ブラシで一所懸命、こすっていたこともありました(笑)


今日も、箱洗いをしています[ぴかぴか(新しい)]
箱洗い.jpg

グレイスワインの収穫箱は、10kgの葡萄を入れるのに適した、フランスでは、Casetteと呼ばれるサイズです。葡萄を入れすぎると、つぶれ合って、葡萄が傷むので、できるだけ小さな収穫箱を使います。
収穫箱.jpg


グレイスワインでは、葡萄から造られるワイン以外は造っていないので、収穫箱も、仕込みの設備の出番も一年に一度です。それでも、今の一瞬一瞬が、これから始まる醸造期に全て繋がっていると思います。「今年もよろしくね(笑)[ぴかぴか(新しい)]

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