SSブログ

二度目のカテナ [海外のワイン]

去年の醸造期に働いていたカテナに着き、2週間とちょっとが経ちました。

今年の収量は、去年の3分の2程度なので、経営者泣かせの年になりそうですが、それでも醸造家たちは、しっかりしたワインを造ろうと奮闘しています[ダッシュ(走り出すさま)]

アルゼンチンでは、チリと同じように、醸造家が、作業に入ると言うよりは、醸造家は指示をするのみで、実際に作業に入るのは、ワーカーと呼ばれるひとたちです。

去年は、彼らをコントロールするような仕事をしていましたが、今年は、主にカテナのラボで働いています[ひらめき]
分析中.jpg


カテナのラボはさすがしっかりしていて、総酸、pH、糖度、アルコール、亜硫酸、残糖の分析はもちろん、揮発酸、ポリフェノール、りんご酸の含有量もここで測定することができます。


南アフリカの海洋性気候からやって来ると、同じ新世界と言われるくくりでも、メンドーサの大陸性気候が全く違うものなのだと感じます。


メンドーサに限らず、アルゼンチンの葡萄畑は、非常に高い標高にあります。カテナの畑も、800m~1500mに位置し、非常に多様な気候を持っています。

南アフリカでは、白ワインを主に見ていたので、二度目になるカテナの赤も、新鮮に感じられます[ぴかぴか(新しい)]

一つの醸造期で2カ国を渡るのは初めてでしたが、こうしてみると、ワインは風土が造り出すものだけではなく、人が造るものでもあり、携わるひとたちの、文化や国民性がワインの発展に影響を与えていることを実感します。


例えば・・・・アルゼンチン人の醸造家たちはタフです(笑)醸造期でも、帰宅するのが朝になったとしても遊ぶことを忘れません[わーい(嬉しい顔)] 

仕事のあとにコンサートに行きました(笑)
コンサート.jpg


ワインは、彼らにとって音楽や食事のようなものなのだとつくづく思います。醸造期に、朝まで出かけるのは、今のところアルゼンチンだけです(笑)
コンサートセシパウラ.jpg


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。