ティラージュ [海外のワイン]
シャンパーニュで
この時期行なわれる
最も大事な作業の一つが、
ティラージュと呼ばれる
瓶詰めです
アルコール発酵が終わった
ベースワインに、酵母と、砂糖を入れ、
瓶内での二次発酵を始める
作業です
シャンパンの伝統と思想を
知ることと同様、
シャンパーニュへ来て、
ぜひ学びたかった作業の一つです
葡萄が良く、
骨格がしっかりしていること、
瓶内の熟成が長く、
複雑味を持っていること、
ももちろん大切ですが、
瓶内できれいに発酵するか
どうかというのは、
酒質にかかわってきますので、
シャンパン製法にとって、
最もテクニカルなところかもしれません
添加する砂糖の量は、24g/L
酵母がこの砂糖を食べ切り、
大体6気圧のスパークリングになります。
砂糖を入れると言っても、
その程度のものですし、
また、一度ワインになっているものを、
もう一度発酵させるという、
アルコールに弱い酵母にとっては、
ストレスの多い環境の中での発酵になります。
そのため、何日かかけて、酒母を少しづつ
丁寧に添加するのが一般的です。
Pied de Cuveと言われる酒母。
瓶内二次スパークリングの造りは、
ステイルワインの造りと比べ、
よりテクニカルだと感じています。
その中でも、ニコラを見ていて、
クールだなと思うのは、
流行に流されず、
普遍的なワイン造りを
追い求めているところでしょうか・・・
ワイナリーにはソーラーパネルを設け、
雨水を再利用し、
減農薬、殺虫剤を使わないように、
自然を尊重していますが、
特にそれを主張する感じでもありません
造りの哲学をマーケテイングに使うのは
苦手だと言います。
先日、農薬をまいている
ある農家に会った時、
「今、撒いたって何の意味もないし、
みんなが環境問題について真剣に
取り組んでいるのに・・・」と怒っていたニコラ。
ニコラみたいな醸造家が、
一番強いんだろうな・・・と
一緒に働いていて思います
GW真っ最中の日本と思いますが、
フランスも、来週半ばから
連休へ突入します
ティラージュを終えた
ニコラと、ニコラのご家族も、
オフシーズンの春を利用して、
バカンスへ行くとのこと
私も、その時期に合わせて
いよいよ帰国することにしました
帰国前には、ブルゴーニュに住んでいる
「お母さん」の顔を見に行き、
輸出を始めたイタリアに寄り、
日本へ向かいます
二ヶ月半の研修が終わりに近づいた今、
タスマニア、シャンパーニュ、
全ての経験に心から感謝しています
この時期行なわれる
最も大事な作業の一つが、
ティラージュと呼ばれる
瓶詰めです
アルコール発酵が終わった
ベースワインに、酵母と、砂糖を入れ、
瓶内での二次発酵を始める
作業です
シャンパンの伝統と思想を
知ることと同様、
シャンパーニュへ来て、
ぜひ学びたかった作業の一つです
葡萄が良く、
骨格がしっかりしていること、
瓶内の熟成が長く、
複雑味を持っていること、
ももちろん大切ですが、
瓶内できれいに発酵するか
どうかというのは、
酒質にかかわってきますので、
シャンパン製法にとって、
最もテクニカルなところかもしれません
添加する砂糖の量は、24g/L
酵母がこの砂糖を食べ切り、
大体6気圧のスパークリングになります。
砂糖を入れると言っても、
その程度のものですし、
また、一度ワインになっているものを、
もう一度発酵させるという、
アルコールに弱い酵母にとっては、
ストレスの多い環境の中での発酵になります。
そのため、何日かかけて、酒母を少しづつ
丁寧に添加するのが一般的です。
Pied de Cuveと言われる酒母。
瓶内二次スパークリングの造りは、
ステイルワインの造りと比べ、
よりテクニカルだと感じています。
その中でも、ニコラを見ていて、
クールだなと思うのは、
流行に流されず、
普遍的なワイン造りを
追い求めているところでしょうか・・・
ワイナリーにはソーラーパネルを設け、
雨水を再利用し、
減農薬、殺虫剤を使わないように、
自然を尊重していますが、
特にそれを主張する感じでもありません
造りの哲学をマーケテイングに使うのは
苦手だと言います。
先日、農薬をまいている
ある農家に会った時、
「今、撒いたって何の意味もないし、
みんなが環境問題について真剣に
取り組んでいるのに・・・」と怒っていたニコラ。
ニコラみたいな醸造家が、
一番強いんだろうな・・・と
一緒に働いていて思います
GW真っ最中の日本と思いますが、
フランスも、来週半ばから
連休へ突入します
ティラージュを終えた
ニコラと、ニコラのご家族も、
オフシーズンの春を利用して、
バカンスへ行くとのこと
私も、その時期に合わせて
いよいよ帰国することにしました
帰国前には、ブルゴーニュに住んでいる
「お母さん」の顔を見に行き、
輸出を始めたイタリアに寄り、
日本へ向かいます
二ヶ月半の研修が終わりに近づいた今、
タスマニア、シャンパーニュ、
全ての経験に心から感謝しています
2013-05-04 00:50